エジプトトイレの謎

令和5年11月4日 晴れ

 

 仕事終わりに妻と色んな家を見に行ってきた。今の家は2DKで狭い。犬もあるし、子供が産まれたらかーなり手狭になるだろう。

 まだまだ我が子の細胞分裂すら(おそらく)始まっていないが、動けるうちに色んな知識を身につけておくと言う意味でも、家を見て歩くのは良いことだと思う。もちろん良い家があれば買うつもりもある。

 

 ただ、沼にハマってしまった感じがするのだが、考えれば考えるほど正解がわからなくなってきた。というのも、希望を全て叶える注文住宅を建てたい気持ちもあるが、高い。では、いくらくらいなら良いか考えると、いくらでも高い。

 マンションは色んな制約があるし、管理費や修繕積立金、駐車場代などローンの他に色んな費用がかかるので、一戸建てを考えていたのだが、一戸建てだからといってそれらがかからない訳ではない(管理費は当然かからない)。屋根や外壁の塗り替えなど考えると結構な金が要る計算になった。マンションの資金計画を考えてみたときには抜けてたが、よく考えたら家の設備だけでなく家電も壊れる。

 毎月いくら積み立てれば事足りるか考えてみたら、発狂しそうになった。おそらくそれでもまだ足りない。

 日々、人の家の屋根を見ては「あー、あれは塗装しないと雨水染み込んで雨漏りするようになるぞ〜」とか考えていたが、そりゃそこまで金回らんって!と合点した。

 

 実家は誰も住んでいないが、親父の相続に揉めて所有権移転できていないから使えないし、爺ちゃんの家が転がり込んでくるまでジッと待っておくのが吉かもしれない。それまでは賃貸で頑張る…と。

 ただそれも、犬okなところを探すのは骨が折れそうだ。

 

 みんな、どうやって生活しているのかすごく気になる。住宅ローンをいくら組んで、いくら払っているのか。修繕費の積み立てなんかやっているのか。それをクリアした上で、養育費教育費を払い、生活費を支出した上で、自身の趣味にも多少割いて、なんなら年に一度旅行に行ったりなんかして………その上でテレビや雑誌、ネット記事なんかでは“〇〇代の平均貯蓄額は×××万円”だなんてのを見た日にゃ、どうやってそんな貯蓄しているんだ!と、平均額の半分の方でも良いから是非とも御教授頂きたいと思う。

 

 

 

 さて、そういえば、エジプトルコ旅行から1ヶ月が経った。1ヶ月前の今日はトルコ最終日。エジプシャンバザールでトルコランプを買ったりしていたのだった。光陰矢の如し。

 エジプトのホテルで不思議に思って以来、頭の片隅でずっと気になっていた問題を思い出したのでググってみた。現地でググれば一月もの間気にしなくて良かったのだが、一月目で調べたので今後気にしなくて良くなる(小泉構文)。

 その謎とは、トイレの横にある、第二のトイレのようなものは何か?と言うものである。f:id:wonatsu:20231105003727j:image

(左側のやつ)

 

 

 ムスリムは、お祈りの前に身体を清める(ウドゥというらし)ようだ。具体的に言うと、水を使って「手」「口」「鼻」「顔」「腕」「髪の毛」「耳」「足」を順に(二つあるものは右から)洗うと言うことだ。実際モスクに行ったときにトイレに身体を清めるスペースがあったので、トイレで清めるのだろう。水回りは一つに集約するのは合理的だし、外出先に風呂はないから良いと思う(話はそれるが、合理的とはいえ、台所にトイレを置く韓国の感覚は理解できない)。

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 ということで、ホテルにあったそれも身体を清めるものなのかと予想していた。が、違ったようだ(そりゃ、トイレのすぐ横に風呂あるし、ちゃんと思考してれば違うことにはすぐ気づくよな〜)。もちろん、その使い方をすることもあるようだが、それはあくまで別のものを活用しているだけ。コレはイスラム系の文化ではなくヨーロッパの文化に由来するモノであった。

 何かというと、ビデ。男の私には本当の意味での使い方と使い時がイマイチわからないのだが、女性が股間を洗うところのようだ。

 ヨーロッパでは、毎日シャワーを浴びる習慣がないとのこと(え?まじ?)。それで、女性が股間を洗うための場所としてこの“ビデ”が置かれるようになったのだそうだ。なんでかな。蒸れるんかな。男は蒸れないもんな。。。てか、風呂入れよ!笑

 

 と言うことで、予想はハズレ。エジプトはヨーロッパ人が沢山入って、掘削しまくってるのだから、その文化が入っていてもおかしくはない。なるほど、納得した。

 

 ちなみに、ムスリムは用を足した後、紙で拭かずに水で流すらしい。先に入る足、パンツを下ろす手、ケツを水で洗う手など、事細かにトイレの作法が決まっている。トイレに限らず、お祈りの前や性交後など、身体を洗う(清める?)タイミングも細かく決まっている。イメージよりかなり清潔だ!(水が綺麗でないのがいただけないが…)

 で、先の写真に写っていた、トイレについているシャワー。これは、ケツを洗うためのシャワー、つまりセルフウォシュレットなのだった。コレは当時から知っていたので使ってみたのだが、めちゃくちゃ良かった。日本のウォシュレットは良くも悪くも勝手に出てくるのでそれに合わせてケツを動かさなきゃいけないし、それには限界があるのだが、コレだと欲しいところに欲しい角度から当てられる!

 家を買ったらトイレにシャワーをつけるんだと、エジプトのビデを横に密かに心に刻みつけたのだった。

 

 最後に一つ。見てわかる通り、エジプトのトイレはトイレットペーパーがめちゃくちゃ取りにくかった。