駐車場抽選会

令和5年10月20日 曇り雨

 

 結婚してから、妻の職場と私の職場の中間地点(実際には妻の方に寄っているが、私は車通勤なので、通勤時間的には中間くらい)にマンションを借りて住んでいる。

 私の実家は今だれも住んでいないので、そこに住めば住宅費が浮いて、その分貯金に回したり、旅行などの趣味に回せるが、結婚して生活環境が変わるから、通勤はできるだけ近い方が良いというのと、妻の実家に少しでも近い方が良いとの希望で、そこに住むことになった。位置関係は、私の会社及び実家(徒歩30秒)-マンション-妻の会社-妻の実家 という感じ。バス1本でそれなりに会社の近くまで行けるとはいえ、1時間ちょっとかかるので、妻の言い分も理解している。

 そのマンションは、私の会社が所有するもので、少し良い条件で貸してもらっており、色々融通も利くので楽ではあり、今のところ不満はない。いつか家を買うときは、もう少し人生設計をきちんと描いて、何が得で、何を優先すべきか整理してから場所を決めようと思っている。優先順位の低いところまで満遍なくカバーできるものは、きっと無い。

 

 そのマンションの駐車場は、年に一回抽選で場所が変わる。場所によって金額も違う。屋根があるところは高く、入り口から遠いところは安い(屋根は建物の近くにある)。6,000~9,000円の差があり、また、入り口から遠いと重たい荷物を持っていると面倒だ。

 住み始めて、二か所目の駐車場だが、今のところどちらも端で、入り口に近い。その上、屋根がないので、金額も安めの7,000円だ。

 しかし、今の場所は、袋小路の一番奥なので、駐車するのに何度か切り返しが必要で停めるのがちょっと面倒。妻に運転の練習をさせようとしているのだが、全く始めようとしない。駐車が難しそうだというのがネックの一つになっているのかもしれない(それでも、いざというときのために練習をしておいてほしいのだが)。

 

 今日の19時から抽選会がある。尤も、このマンションでは所有者と賃貸人の間に差があって、所有者が優先されるようになっている。私は、自社で所有する物件であり、実質的に所有者なのだが、書類上は賃貸人なのでいつも後回しにされている。駐車場の抽選も、所有者様が先に抽選をして、愚かなる賃貸人はその余ったカスの中で割り当てられる。もちろん、所有者様で区画がいっぱいになれば、愚民には回ってこない。その場合は近くの駐車場を借りなくてはならない。相場は10,000円だ。いつも、所有者様が大量に車を所有するという暴挙に出られませんように、エントランスで祈りをささげている。日に5回、コミュニティルーム(抽選会のある場所)に向かって、地べたに額がつくまで、欠かさずだ(嘘)。

 今年も、抽選申し込みの紙が郵便受けに入れられていたということは、愚民に回ってくる区画が少なくとも一つはあるということだ。一枠を巡って愚かな抽選が始まるのか、それとも愚民用の枠も十分に残っているのか、今晩はっきりする。

 

【追記】

 抽選の結果、入り口から遠くはなく、屋根もないので安い場所になった。

 端ではないが、今のところより駐車しやすいので、妻には運転の練習を始めてもらおうと思う。