旅行二日目

令和5年11月19日 晴れ

 

 昨晩の夜更かしもあまり引きずらず、朝は6時半ごろには起きた。8時20分出発ということなので、充分時間がある。とりあえずひげを剃って、朝食会場に行き、珈琲を飲んだ。朝ごはんも少し食べた。どうせバスに乗ったらビールを飲むし、おつまみも食べる。あまりお腹に詰め込んでも仕方ないのだ。

 

 さて今日は、小郡の大刀洗平和祈念館を見学した後、柳川まで移動して川下りをする。大刀洗平和祈念館は、思ったより規模は小さかった。戦争に関する資料館に行くことはよくあるし、その都度というよりいつも色んなことを考えている。政治的思想も入ってしまうし、それが悪いことだとは思わないが、要らぬ横やりが入っても仕方ないし、変に批判されるのは面倒なので、ここではあまり述べない。聞きたい人は個別に話してもらおう。

 

 柳川までの道中も相変わらず騒がしかった。騒がしすぎて、酔いが回らない。

 

 川下りと言えば、船が橋の下をくぐる間、船頭だけは橋の上を通って、船がくぐり切った後で飛び乗るパフォーマンスが有名だ。結論から言うと、今回の船ではそれはなかった。それをやるポイントは決まっているが、今回はそのポイントを通らなかったので仕方ない。

 

 えらい若い船頭だった。歳を聞くと18だという。船頭歴は1年半。ということは、高校に行かずに船頭をしているのだろうか。およそ1時間のクルージングで1本7000円。2本目以降は3500円だという。1日に多い時で4~5本、だいたいは2~3本くらいだという。伝統文化を守るのは大切なことだが、これで生活をしていくのはきつそうだ。と、人の人生に要らぬ思いを馳せながら、川をどんどん下っていく。1時間はあっという間だ。

 

 川下りの終着点で、13時から昼飯の予定であったが、いろんなところで、時間が短縮されたので30分以上早い。店に入れてもらえなかった。

 柳川はそこそこの観光地だというイメージを持っていたが、土産物屋も少ない。30分時間をつぶすのは至難の業だった。無駄にその辺をプラプラして、酒屋があったので爺に地酒を買った。

 

 昼飯はウナギのせいろ蒸し。とても美味しかったが、蒸すために重箱の底に簾が敷いてあった。米が挟まって食べにくくて仕方ない。が、美味しかった。

 

 美味いウナギを妻に買って帰ってやろうかと思ったが、帰路で必ず冷めるし、冷めたら美味いものも美味くなくなる。そう思ってやめた。

 

 ウナギを食べながら日本酒を飲んだのが不味かったのか、一気に酔いが回ってきた。帰りのバスの記憶はあまりない。